市民グループ「風」の成り立ち
700人委員会
第一歩は、H18年10月「津幡町にボートピア(ギャンブル場)はいらない」ということから始まりました。「津幡町の子供の育つ環境を考える700人委員会」を立ち上げ、同年12月議会にボートピア反対のたくさんの請願を提出しましたが、全て不採択になりました。その後、有権者の過半数を超える署名を提出したにもかかわらず、H19年3月議会でも同じことが繰り返されました。ボートピアに反対の議員が議場において、このまま民の声に耳を傾けなければ津幡町議会は赤信号が点灯されたことになる、と訴えても賛成派の議員は誰一人耳を傾けてくれませんでした。県内の各地で、ボートピア建設計画が住民や首長の反対で、建設中止になっている事実を知り、なぜ津幡町に?の疑問は大きく膨れるばかりでした。
「風」実行委員会
ボートピア建設には、「地元の同意」「議会の賛成」「首長の同意」の3点がそろって初めて建設可能になります。私たちの提出した請願はどうなるのだろうと、議会を傍聴して見えてきたのは、議会の不透明さ。ボートピア建設に賛成の意見を言わないのに、採決になると請願を退ける側に立つ議員たち。議会を変えなければ津幡町は変わらないことが少しずつ判りかけてきた時、県議選、町議選がありました。私たちに出来ることは何でもやろうと話し合っていた私たちですが、今まで経験したことのない政治活動にチャレンジすることは、大変困難なことでした。そんな中、何度も話し合いを重ね、やはり県議選にも町議選にも候補者を出し、新しい風を起こそう、新しい風を創ろうということになりました。しかし、700人委員会は初めから選挙を前提にした集まりではありません。議会へ候補者を送るために、いったん700人委員会を解散し、新しく「風」実行委員会を立ち上げました。
市民グループ「風」
県議選、町議選においては、町内外から多くの方々の本当に温かいご支援をいただきました。私たちの仲間である3名の候補者(県議選1名、町議選2名)の「ボートピアはいらない」という訴えに多くの方々が賛同して下さったのです。町議選では二人の仲間が当選しました。(うち一人はトップ当選)。今後二人を支え、私たちも一歩も二歩も踏み出して、住民が政治に参加していこうという想いを確認しあいました。
そして、津幡町民ならだれもが自由に参加できるように、又、みんなで知恵と勇気を出し合ってさわやかな風の吹く町にしていこうと、名称を「風」実行委員会から市民グループ「風」に変更しました。現在は、「風」の規約も定め、住民が平和で心豊かに暮らせるように願いながら、様々な活動を行っています。
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